おもてなしと江戸前天婦羅 @ 天富良みやした

この記事は金沢時間の「おもてなしと江戸前天婦羅 @ 天富良みやした」より許可を得て転載しています。
言い換えれば、ここは茶室の空間

ひがし茶屋街の通りを入ってすぐを右に曲がると見えてくるのは、天富良みやしたの暖簾。

ここで過ごす時間はまるで茶室で過ごすひとときのよう

『一服のお茶のためにさまざまな趣向、工夫を凝らして茶室をしつらえ、道具を組み合わせ心を尽くすおもてなし』とはまさにこのことと思わせる“亭主みやしたさん”のおもてなしに、気がつけば時間が経つのを忘れてしまう。
 

寿司、蕎麦、そして天麩羅

江戸時代に庶民に食された「江戸の三味」のひとつ「天婦羅」。
「金沢には天婦羅やが少ない」とよく言われますが、そもそも江戸時代に大ブームを起こし、将軍も惚れ込んだ江戸の天婦羅とはどんな存在だったのでしょう?
(近世職人尽絵詩より)

日本橋にあった魚河岸から運ばれた海産物をメインにした天ぷらは庶民の間で大ブームとなりました。時代が進むにつれて、寿司や蕎麦は高級品から庶民の味になりましたが、天麩羅は逆に高級志向に傾いていきます。安政期には、店構えの天ぷら屋が現れ、料亭でも出されるようになったようです。

江戸前 天富良みやした

そんな江戸前の天婦羅をここ金沢・東山でいただけるのが「天富良みやした」。 あの小松弥助さんをやさしい笑顔で『おやっさん』と慕う店主の宮下さんは、銀座天一のご出身。
(出典:天富良みやしたFBページより)

店内はカウンター8席のみのため、お昼、夜ともに予約がおすすめです。
茶屋街の芸妓さんたちはもとより、県外から予約をしていらっしゃるお客様や、接待での利用で貸切になることもしばしばとか。
このカウンター8席という限られた中で、まるで自分たちのためだけに、天婦羅を揚げてくださっている感が大いに感じられる特別な雰囲気がここにはあります。

金沢を選んだ理由とは?!

東京、大阪、名古屋と経験された宮下さんですが、金沢を選んだ理由は「市場」、金沢には良い魚が残るから。吟味された旬の魚介や加賀野菜たちを前に、隣にいらっしゃった常連さんを交えて、そこから愉しい時間が流れていきます。

オススメ!! 天富良みやした お昼のコース

まずは長芋のそうめんから。
目の前で独特のリズムで天ぷらが揚げられていきます。
「銀座の先輩には怒られちゃうんで、言えないんですけどね」というくらいの上質な油を使用しているそうです。
そして熱々のままカウンターを越えて一品ずつ、目の前の素敵なこだわりの器にやってきます。
たった今、目の前でしめたばかりのマキ海老の頭
そしてマキ海老
岩塩、カレー塩、天つゆでいただきます。

次にキス
海老としいたけ
イカと紫蘇
生麩ととうもろこし
サラダ
赤茄子
朝しめたばかりの鱧
無花果とみょうが
どれもサラッと揚がっていて、「明日また天婦羅でも大丈夫!」と思ってしまうほどです。

〆は天茶か
かき揚げ丼かを
選べます。

デザートは能登のイチゴのジェラートか
生麩饅頭
を選べました。

当時32歳。
誰もが容易く出来るというわけではない、このひがし茶屋街という場所でお店を構えられた宮下さん。
その気さくな人柄と誰もが感じる心からのおもてなしに、気がつけば、あっという間に時計の針が進んでいます。
特別な空間でありながら、どこかホッとさせてくれる、天富良みやした。
いかがでしたでしょうか。

きっと10月下旬頃が、もしかすると1年で最も食材が豊富なときかもしれませんね。
 “贅沢な金沢の秋”を堪能できるのではないでしょうか?
機会があれば、ここにしかないこの特別な空間を気の合うお仲間とご一緒に是非。

天冨良みやしたの口コミ・投稿された写真
 

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店舗情報
店名 天富良 みやした
ジャンル 天ぷら、懐石・会席料理、割烹・小料理
TEL・予約 076-253-4712
WEB http://dorumiru.com/
住所 石川県金沢市東山1-2-12
営業時間 【昼】12:00~14:00(L.O.)
【夜】17:00~21:00(L.O.)
定休日 木曜日
カード 不可

 

@makko

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